夢のような [七月同盟]
村上春樹氏の短編に、いや掌編に「夢みたいにぴったりくる万年筆」を注文制作してもらう話しがある(象工場のハッピーエンド収録「万年筆」新潮文庫)イラストはもちろん安西水丸氏で、僕はこの本を二冊持っている。額装して飾るために古本屋に行くたびに探して、やっと見つけて購入した
まだばらしてなくて本の形のままで、見開き二枚でA4の額縁にちょうどいい感じ。自分でマット紙が切れたら理想なんだけど、専門店に頼むほどじゃないし百円ショップで済ませると思う。
実は今日から新しいキーボードとマウスを使って文章を書いている。古いセットのマウスが右クリックだけできなくなって、不便なので買い替えたけどまだ慣れない。配列は同じでもキーの大きさや高さバネの強さが違うので。パソコン本体なら好みの性能の部品を選んで注文できて、モニターも色々な種類がある。でもキーボードは、購入者の手の大きさや指の動き強さにあわせて、製作してもらえるだろうか。無理だよね、聞いたことがない。
春樹氏に戻るとそんな万年筆でも「夢のような文章」は書けないということなんだけど、僕は頭の中にある言葉を再現できるようにタイピングしている、けどまだ追いつかない。昨夜の夢を説明するときのように途切れ途切れのかたまりが繋がらない。
文章を書くために必要なものは、人生経験?想像力?読書量?手紙のように?口述筆記なら?
とりあえず隣のキー指をにぶつけながら書いてています。
新しいキーボードは静音なので図書館でも使えそうで、防水なのでコーヒーをこぼしても大丈夫
お菓子の粉が落ちても掃除しやすそうで安心です。
準備万端、それでは新しいイメージを見つけるためにドライブしてきます、ペコリ。
ロマンだ。
by 夏炉冬扇 (2023-08-10 18:49)
夏炉冬扇さん
野菜を育てる人みたいに
言葉を紡ぎたいのです。
by 66mm (2023-08-10 19:35)